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【探検予備隊】『金子みすゞ展』文学の世界へ

  • むるむる探検予備隊
  • 2011.12.01

こんにちは。三号改め俳句王と申します。

今回は文学少女よろしくお淑やかに書かせて頂きたいと思います。

ほとんどの方がこの詩に覚えがあるのではないでしょうか。

CMで放送されるやいなや、その繊細で情緒豊かな詩に心を打たれ、詩集を買われる方が続出。

大反響を起こした『こだまでしょうか』の作者である『金子みすゞ展』が那覇市ぶんかてんぷす館の三階ギャラリーにて行われているとのことで、芸術の秋の締めにと行って参りました。

 以前から金子みすゞさんの詩は大好きでしたので、いくつか触れたことのある詩が何篇かありましたが、金子みすゞさんご本人の直筆で書かれた詩は初めて拝見したので、新たな発見や驚きがあり、感動の連続でした。

本当に凄い方です。

ちなみに一番上の写真は金子みすゞさんの直筆です。

可愛らしく柔らかい字なので、優しくほっこりとした気持ちになります。

      

著作権の問題で残念ながら綺麗にパネルされた作品自体を撮影することは出来なかったのですが(「こだまでしょうか」の写真は絵葉書です。展示されていた作品の撮影は行っておりません)、入口付近での撮影は可能とのことで、何枚か撮らせて頂きました。

詩の展示は勿論、金子みすゞさんの生い立ちも写真などで紹介されていますので、どういう思いを込めてこの詩が作られたのかなどを考察することができ、より身近に金子みすゞさんの世界を感じられます。

詩集や絵葉書なども沢山販売されていたので、お気に入りの一編が収録されている一冊を手元に置くのも良いと思います。

私も好きな詩が収録された詩集を一冊買いました。

豊かな自然を交えてそっと語りかけるような表現は嫌味がなく、真っ直ぐに深いところまで落ちていきます。何気ない日常の中のちょっとしたことを鋭い視点から訴えながらも、どこまでも優しく穏やかです。

そんな作風だからこそ、没年から80年たった今でも多くの人々の共感を呼び、愛されているのだと思います。

最後に私のオススメの詩をいくつかご紹介したいと思います。

『草の名』

がつんと殴られた程の衝撃を受けました。自分自身の価値観を胸を張って主張する姿勢に、自ずと勇気と自信が持てます。私の一番好きな詩です。

『土』

金子みすゞさんの“気付き”には本当に頭が下がります。

落ち込んだ時にそっと読みたくなる一編。どこまでも優しい詩です。

『こころ』

子どもの視点から書かれているのですが、背伸びをしたその様子にくすりと笑いが込み上げてきます。近い将来おかあさまの心情にこの子が気付くことになると思いますが、その時の様子を書いた詩も是非読んでみたいと思える作品です。

 この他にもまだまだ素敵な詩はありますので、自身のお気に入りの詩を探してみてください。

では、今回はこれにて。

【童謡詩人・金子みすゞ展】

11月22日(火)~12月10日(土)

那覇市ぶんかてんぷす館3Fギャラリー

住所:沖縄県那覇市牧志3丁目2−10

一般700円(前売り600円)、小中学生300円(前売り200円)

※20名以上の団体は前売り料金と同額。

お問合わせ

琉球新報社事業局

098-865-5200

(平日10:00~17:00)